離婚することが決まっている方
良くある離婚のご相談
- 離婚で得られるものと失われるものを明確にしておきたい
- 再婚禁止期間は、今後どうなっていくのか
- 別れた後の生活設計についてアドバイスがほしい
【弁護士に相談するメリットとタイミングについて】
すでに離婚を決意されているのであれば、ご相談のタイミングは、条件面の折り合いがつかない場合になるでしょう。ただし、その前の段階でご来所いただければ、スムーズに進められるのか弁護士を付けた方が良いのか、ある程度の見立てをお話することができます。さらに、状況を有利にする証拠集めのアドバイスも可能です。
お子さまの親権と養育費のケース
「親権」という既成概念にとらわれすぎていませんか
【ご相談内容】
父親でも「親権」が取れる方法を教えていただけないでしょうか。インターネットなどを見ると「母親側に有利」と書かれてあるので、このまま二度と会えないのではと心配になってきます。
【無料相談での対応】
仮に親権者にならなくても、お子さんに会えなくなるということはありません。「面会交流」が認められるからです。それよりも「親権」の意味するところを、もう一度良く考えてみてください。仕事が忙しく、お子さんに寂しい思いをさせたりすることはないでしょうか。意地やプライドが、冷静な判断の邪魔をしてはいませんか。
【正式依頼の結果】
「会いたいときには会えるんだ」ということをご理解いただいた上で、調停を利用し、面会交流の諸条件を充実させることになりました。
【ワンポイントアドバイス】
「親権を取っておかないと子どもを奪われる」という発想を、ひとまず捨て去ってみてはいかがでしょうか。何がお子さんにとって幸せなのかを優先し、感情の問題と区別して扱わないと、真の解決は望めないでしょう。親子関係の維持が目的であれば、必ずしも親権者になる必要はないのです。
※上記のケースは実際の事例を抽象化して紹介しています
財産分与の相談ケース
「財産」という既成概念にとらわれすぎていませんか
【ご相談内容】
結婚してからある程度家計を管理してきましたが、実のところ、夫がどれだけの財産を持っているのかわかりません。結婚前からの貯蓄もずいぶんあるようです。調べてもらうことは可能でしょうか。
【無料相談での対応】
離婚時に分与対象となる財産は、結婚してからともに築いた共有財産に限られます。独身時代 に保有していた個人の資産は、特有財産として対象からは除かれるのです。 離婚時(別居時)にどのような財産が存在するのか、そのうち分与対象となるのはどの部分か、それをどういう割合で分与するのか、を一つ一つ検討する必要があります。以上をご理解いただいた上で、どのような分与が考えられるのか精査してみましょう。
【正式依頼の結果】
不利益や抜け漏れに留意しつつ、法律に従った財産の分与が行われました。
【ワンポイントアドバイス】
「財産」と聞くと、どうしても「総資産」をイメージしてしまいますが、離婚時の財産分与については必ずしもそうではありません。特有財産は除外されることにご注意ください。その一方、預金以外の不動産、有価証券、退職金、企業年金などにも目を向ける必要がありますので、専門家にご相談いただいた方が確実でしょう。
※上記のケースは実際の事例を抽象化して紹介しています
法律相談のススメ
あらかじめ「こういうことができる」と思い込んでしまうと、ほかのことに気が回らなくなるかもしれません。一度ニュートラルに戻して、専門家の意見を聞いてみませんか。考え得るメニューが一通りそろえば、「本当は何をしたかったのか」も把握できるでしょう。思い込みや先入観は禁物です。