離婚するかどうか悩まれている方
良くある離婚前のご相談
- 離婚をしたいのに、自分からなかなか切り出せず、悩んでいる
- 夫の態度に我慢できないでいるが、専業主婦なので、離婚後の生計が不安
- どの程度の暴力や暴言なら、離婚が認められるのか
【弁護士に相談するメリットとタイミングについて】
離婚をしたらどうなるのかがイメージできていないまま手続きを進めてしまうのは危険です。特にお金の問題に関しては、弁護士と一緒に根拠のある生計プランを立てるようにしてください。そして、最も大切なのは、「本当に離婚したいのか」を問い直してみること。困った状態が解消できれば、それで良いという選択肢もあるかもしれません。手続きを行う前に、あらゆる可能性を模索してみましょう。
相手が離婚に応じてくれず別居をしているケース
「別居」という既成概念にとらわれすぎていませんか
【ご相談内容】
インターネットに、別居を半年ほど続けば離婚が認められるとありましたが、そろそろ手続きを始めても大丈夫でしょうか。
【無料相談での対応】
別居期間が何年なら、必ず離婚できるということではありません。目的は別居期間ではなく、相手に離婚を同意させることなのではないでしょうか。いままでの経緯やお金のやりとり、交わした約束などをすべて伺わせてください。そこから、交渉の糸口をたどっていきます。
【正式依頼の結果】
まずは調停を申立て、相手の反応を見ながら丁寧に離婚への理解を求め、調停離婚が成立しました。
【ワンポイントアドバイス】
目的と手段を取り違えると、解決が遠のく場合があります。また、別居を続けて特に問題がないのであれば、いますぐ離婚をする必要もないかもしれません。ただし、お金のやりとりは口約束で済ませず、証拠として書面に残しておくようにしましょう。後々、守られなくなる可能性があるからです。
※上記のケースは実際の事例を抽象化して紹介しています
DV被害で離婚を考えているケース
「世間体」という既成概念にとらわれすぎていませんか
【ご相談内容】
夫から体にアザが残るほどの暴力を受けていますが、優しい一面もあり、離婚するかどうか迷っています。両親にも相談したのですが、「子どもの将来もあるので、結論を急ぐな」と、あまり乗り気ではないようです。
【無料相談での対応】
離婚するかどうかは別として、すぐに身の安全を図ってください。当職にご相談いただければ、女性相談センターなどの行政窓口をお知らせし、必要があれば相談に同行もいたします。身体への危険が去ってから、今後の方向性を決めていきましょう。
【正式依頼の結果】
ご主人に対し弁護士が間に入った旨を伝えましたが、自覚がなく、離婚にも応じられないとのこと。そこで、ご依頼者の気持ちを確認した上で、離婚の法的手続きを始めることになりました。
【ワンポイントアドバイス】
暴力事案は当事者同士の解決が難しく、状況をエスカレートさせる可能性すらあります。代理人を立てて、冷静な話し合いをするようにしてください。また、言葉の暴力、いわゆる「モラハラ」も同様です。ご本人の問題なのですから、周囲の意見より、自分がどうしたいのかを優先されてみてはいかがでしょうか。
※上記のケースは実際の事例を抽象化して紹介しています
法律相談のススメ
離婚のことで迷ったら、最初から条件やゴールを定めずに、あらゆる可能性を検討してみましょう。法律に限らず、行政機関等の活用も検討する必要があるかもしれません。紛争解決のプロである弁護士なら、どこへ行けば何ができるかを、多角的な視点でお示しすることができます。注文を決めるのは、メニューがそろってから。ぜひ気軽にお声がけください。